人間って、失いそうになって初めて、大事なものに気づくんですよね。

もっともっと早く気づいていれば、こんなことにならなかったのに。
小さなサインを見逃し続けた自分を責めてしまいます。

お留守番出来てえらいね?。なんて褒めてた自分がいやになります。

お留守番なんかしたくないよね。
ごめんね爺。 ぶひこが無理やりお留守番させてたんだもんね。





爺が退院してきました。


といっても、嬉しい退院ではなく、強制退院です。
もう、入院してもこれ以上、好転が見込めないので、
残る時間を少しでもストレスフリーにすごせるよう、自宅療養になっただけ。


BUNの数値は、入院時260でしたが、結局最終的には200前後で
下がり止まってしまいました。

数日様子を見てましたが、結局190以下に落ちることはなく、
どんどん元気がなくなっていく爺を見るのがつらくて、

先生にも、「これ以上は可哀相なのでおうちに帰してあげましょう」という
判断をもらったので、帰宅となりました。



初日はなんとかしぶしぶ食べてた腎臓用のご飯も、
だんだん食べなくなってきてしまい、
最終的には注射器で強制的に与えることになってたようです。

最後には、市販の普通のおいしいご飯を与えても、
ちょっとなめるだけで、ほとんど食べずに終わってしまいました。



そんな状態で入院させてるのも可哀相だし、
静脈点滴してるわりには下がり方が悪かったので
正直がっかり&ショックでした。

そして、爺の腎臓が本当にもう末期だということもわかりました。

爺の腎臓は今日までいっぱい頑張ったので、
もうあとは残る時間をゆっくりおうちですごしてほしいです。


余命としては、なんせ数値が数値なので、いつ亡くなってもおかしくないし、
ある日突然心臓が止まってしまう可能性も十分あるし、
おしっこも今はなんとか出てるけど、出なくなって無尿症から尿毒症に
なってしまう可能性は極めて高い状態です。

先生に勇気を出して聞いてみたら、

爺が頑張って頑張って頑張ってくれれば、1ヶ月。
でも下手したら1週間もつかどうか・・・・ってところでした。



目の前が真っ暗になるってこういうことを言うんですね。


倒れそうでした。


なんていうか、覚悟はしてたけど、はっきり数字が出るとショックですね。
1週間なんて。 短すぎます。
明日からGWで10日ほど仕事が休みなので、それが救いです。

とりあえず今はおしっこも出てますが、
昨夜はやっぱりトイレまで間に合わなくて、また粗相をしてしまいました。

ふき取ると、まるで水のようなおしっこで、黄色くないんです。
ニオイもないし、腎臓機能の低下具合にまた涙でした。



爺は、もう今まで十分すぎるほど頑張ってました。
なので、これ以上頑張れって言いたくないんですけど、

でも、頑張ってほしい。 飼い主のエゴかもしれないけど頑張ってほしい。

爺がいなくなる生活が想像できないんです。





明日はぶひおが帰ってきます。
もしかして、爺は、ぶひおが帰ってくるのを待ってるのかもしれません。

1日から来る友達たちのことも待ってる気がします。





昨日、お母さんたちが爺に会いに札幌に来てくれました。

もしかしたら最期かもしれないから、会ってあげて。とぶひこが誘いました。

爺は、お母さんを見て、嬉しそうにスリスリ甘えたあと、
ずっとお母さんのヒザで、ごろごろ言って寝ていました。

爺はお母さん大好きだもんね。

あっ、お父さんのことはスルーでした(笑) 爺・・・・冷たい・・・・(笑)





先生が、9月の動物愛護習慣に、爺を「長寿猫」として推薦してくれるって。
だから、爺、9月まで頑張れ!!
先生も、「ぷにちゃん頑張ろうね!」って言ってくれたよ。

6a1a2b38.jpg

ひさしぶりに帰ってきて、枕と布団を完璧に使いこなす18歳。


退院したとき、爺はキャリーの中からぶひこを見つけて、
「にゃあ?!」って嬉しそうに鳴いてくれました。

そのあと、キャリーをあけろ!と催促し、
動物看護師さんが扉を開けてくれたら、飛び出してきて、
ぶひこにしがみつき、これ以上ないってくらいスリスリして、
抱っこをせがみました。

待合室で大泣きしちゃいましたよ(苦笑)





みなさんいつも温かい言葉と、励ましを本当にありがとうございます。

お返事が遅れがちでごめんなさい。
でも全部読んでます。 みなさんの励ましでPCの前で泣いてます。

本当に本当にありがとうございます。