爺が退院しました 

今、一緒にこのブログを更新しています^^



ただ、イイ退院とはいえなくて、「一時退院」 なんです・・・。




今日の爺の数値は、 BUN 123


昨日は横ばいでしたが、今日は10ほど下がってました。



先生としては、丸5日点滴を流しても、155が123までしか下がらなかったのは
思ったより悪い結果だったらしいです。

予想としては100以下になってほしかったそうですが、
いかんせん高齢のため、やはり思うように下がらなかったとのこと。

しかも昨夜から、ちょっと薬を変えたそうで、でもそれでも10しか下がらなかったんです。




そして、爺の点滴を入れてる血管が、ちょっと限界になってきていて、

普通は1度入れた針は1週間ほどもってくれるんだそうですが
爺の場合、高齢なのもあり、右手の血管は3日しかもたず、

昨日入れ替えた左手の血管は、すでに今日腫れ始めているとのこと。


前足2本とも、ちょっと限界に近く、
これ以上やると血管がぼろぼろでつぶれてしまうと言われてしまいました。


後ろ足も残ってはいるので、続けようと思えば、後ろ足に入れなおすことも出来ますが

万が一、どうしても点滴を入れなくてはいけない緊急事態があったときのために
健康な血管を残しておきたいといわれました。



そしてそろそろストレスもたまっているらしく、
最初こそ温厚で怒らなかった爺ですが、昨日今日は、若干短気になってるとのこと(笑)



ご飯はもちろんペロリとたいらげ、おかわりまでしちゃう爺なのですが、

もう正直、これ以上静脈点滴をしても、爺の体に負担がかかるばかりで
思ったような結果が出ないのは可哀相なので、一度退院して、
おうちでゆっくり自宅療養してみようか。ということになりました。


もちろん、最初の1週間は、毎日通院して、皮下点滴をします。

あとは飲み薬と、腎臓用の食事に切り替えることにしました。


そして通院してもし数値がずっと上がっていくようだったら、再入院になります。



爺の腎臓は、思ったよりも機能できてなかったようです。


こんなふうにしてしまったのはぶひこのせいです。
早く気づいてあげられなかった。 飼い主失格ですね。


食欲がない、体重が減った、よく吐く、・・・・どれも腎臓が悪い兆候だったのに
見逃してしまいました。 悔しくて泣けます。

爺の腎臓の、一度だめになった細胞は元には戻りません。
爺の腎臓を駄目にしてしまったのはぶひこです。

情けなくて、すごく反省しています。 爺、本当にごめん。
あやまって済む問題じゃないけど、本当にごめんね。

そのかわり、これからは爺のために一生懸命頑張ります。



猫は、腎臓・尿路疾患がとても多いです。

もともと、砂漠地域出身の動物なので、水分の喪失を少なくするために
少量で濃いおしっこを排泄するようなカラダの仕組みになっていて、
犬や他の動物に比べて、尿路にさまざまな症状が出やすいんだそうです。

爺は今回、腎不全ということですが、猫には膀胱炎や、尿結石がとても多いのです。

症状が進むと、尿道が詰まって排尿ができなくなることもあり、
尿毒症になって、短時間で死に至ることもあって、とても注意が必要だそうです。


*要注意症状

尿の色がピンク?赤くなり、血が混ざっていることもある
トイレでじっとしてても、なかなか尿が出てこない
力んでいる
トイレに行く回数が多くなる
トイレじゃないところで排尿してしまう
行動が落ち着かない
食欲がない。元気がない。



このうち、確かに爺は食欲もなくなり元気もなくなり、トイレの回数が増えたし、
そういえば数回、トイレを間違ってたこともありました。

サインはあったのに、見逃してしまいました。 勉強不足です。


もしもみなさんのおうちの猫に、こんな症状があったら、すぐに病院へ
連れていってあげてください。

ぶひこも、爺は昔からよく毛玉を吐く猫だったので、多少吐いてても
あんまり深く考えてなかったんです。

しかし、たまに泡を吐いたり、黄色い汁を吐いたりしてたのもあって、
泡は胃液、 黄色い汁は腸の方からの、いわゆる胆汁だったんです。


少しでも、フードや毛玉以外のものを吐いたら、すぐに病院へ連れてってあげてね。




今回爺が処方されたお薬は、「メルクメジン」 といって、
カラダにたまった老廃物を吸着し、除去する薬で、成分は球形吸着炭です。

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1カプセルを半分にしたものを、1回として、1日2回あげます。
水には溶けないので、ご飯に混ぜて食べさせることになります。

黒い粒つぶです。



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爺のこれからの、腎臓用ごはん。 ウォルサムの、腎臓サポート RENAL S/0

慢性腎不全の猫、および肝疾患に伴う高アンモニア血症を呈する猫用に、
特別に調整された食事療法食です。

リン・たんぱく質、脂肪の含有量を制限してあって、必須脂肪酸を増強してあります。


腎不全を悪化させないように、リンが減らしてあり、
血流をサポートするフラボノイドも配合され、
腎臓の糸球体機能をサポートするEPA、DHAが増強されていて、
胃や腸粘膜潰瘍の形成を誘発する可能性がある窒素性老廃物を考慮してオリゴ糖入り。


かなりかしこいご飯です


爺は入院中、このご飯を食べていましたが、イマイチ好みではなく、
高カロリーの方がやはりおいしかったらしいです(笑)

でも腎臓用のも、残ってればしぶしぶ食べてたとのこと(笑)

好き嫌いはあるかもしれないけど、爺にはしばらく我慢してもらわなくっちゃ!


まあ、この腎臓用のご飯も、何種類かあるみたいなので、
いろいろ食べさせてみて、好みのものを見てみたいと思います。


大好きなカルカンを思い切り食べれられなくしてしまったのも、
好みじゃない腎臓用のご飯を食べなくちゃいけなくさせたのも、
すべてぶひこのせいです。 

爺。 本当に本当にごめんなさい。 至らない飼い主で本当にごめんね。


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おうちに帰ってきて、お尻を洗われて、ふてくされてる爺(笑)

でも、かえってきてくれただけで、ぶひこは今すごく嬉しいです。

爺もゴロゴロ言いながら、一緒に居ます。

点滴入れてた前足が痛いのか、びっこ引いてて可哀相ですが
それでもしっかりストーブの前で暖をとっています^^



みなさん、本当に心配してくれてありがとう。

明日からも毎日通院ですが、また報告しますね。
みなさんのおかげで、一時退院できました。 よくなっていきますように